November 23, 2022

一難去ってまた

一難去ってまた一難か、やれやれだ。一つ小さくため息をつくと「偵察を出して詳細を調べて来い。それと郡の南には待機命令を出せ。北半分にも通知だけは出しておくんだ」不明の軍勢が居るぞとだけは知らせてやらなければならない。その日の夜中になり、騎馬が潁陰にやって来る。

「不明の軍勢ですが、避孕藥月經 孫堅軍であることが確認出来ました!」

「おお、孫堅殿か! 荀彧、連絡をつけるんだ。それと、孫策にも報せてやるんだ」

「畏まりました、我が君」

â—‡

 凶報かと思っていたが、こいつは朗報の類だろう。まあ手放しで喜べんことになる可能性はいつでもあるが、そうならば俺の目が曇っていたという証明になるだけだな。二日後、部将らを従えて城門の前で孫堅を出迎える。

「孫堅殿、ご無事でなにより」

「島介殿、我が子を助けていただき感謝いたしますぞ!」

 傍に立たせていた孫策と黄蓋が久しぶりに目にする主人を前に笑みを隠せない。

「父上、伯符は孫家に連なる者として、何一つ恥じる行いなくこの場に立っていると報告致します!」

「うむ、それでこそ俺の子だ! 公覆、お前にも苦労をかけたな」

「なんのこれしき、自身の役目を果たしたのみであります」

 良い関係だな。はたからみて羨ましいとすら思える絆、多くの者にも伝わっただろうか。

「まあまずは城内へ行くとしましょう。場を設けてあります」

「では厄介になろう。呉景、軍勢の面倒を頼むぞ」

「はい、義兄上」

 呉景は騎都尉だな、都での官職を与えられているのは功績が知れ渡っているからだ。孫堅の義弟ではあるが、一個の武将として充分身を立てられる存在であることを認識すべきだな。

「孫策、手伝いをしてやってくれ」

「はい、島将軍。叔父上、こちらです」

 孫堅と視線を合わせると、目が笑っていた。息子が立派に動いているのを見てのことなのは、こんな俺でも直ぐにわかったよ。宴席が用意されている場所に俺と荀彧、孫堅、そして若い部将が一人入る。誰だこいつは、印綬を履いているな。

「紹介いたす、我が甥の徐混、偏将軍の官を得ております」

「呉郡の徐混と申します。島恭荻将軍の勇名はかねがね」 甥っ子で徐姓ということは、孫堅の姉妹の子供か。それなのに編将軍ということは、呉景よりも上位になる計算だぞ。徐家が豪族としてかなりの力を持っているんだろうな、聞いたことが無い名前だよ。

「先日潁川太守も拝命した。徐将軍、宜しく頼む」

「ほう、某が上奏しようと思っていたが、既に沙汰がありましたか!」

 勝手にあったわけではないが、そうなんだよ。聞くところによると危うく却下の憂き目にあう寸前だったそうだが、朝廷でも勢力争いが激しいんだろうな、偶然を装い空席を維持していたということだ。

「色々と混み合って、結果こうなっている、というのがより正しい気はしています」

「それはまた、随分と謙虚なことで」

 時を同じくして笑った、世の中そんなものだなと。どうやら孫堅は俺と同じ波長をもっていると思っていて間違いなさそうだ、軍人であり指導者である、そしてこの時代の英雄だ。酒を軽く酌み交わすと、ようやく荀彧が口を開いた。お仕事の時間か。

「されば孫将軍へお尋ねしたき儀が御座います。此度は豫州への赴任、やはり沛国へでありましょうか?」

 事前に荀彧にレクチャーを受けているから解るが、潁川があり、陳国があり、その東にあるのが沛国だ。ついでに言うならば、ここと長平県の等距離を進んだところが焦県で豫州の都だな。

「ああ、焦県に向かうところだ。州刺史としてこの地をまとめ、今後に備える。荊州は袁術殿が入られたので、董卓も簡単には手出しを出来ますまい」

Posted by: Watts23 at 05:54 PM | No Comments | Add Comment
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